病気・けがをしたら・・・
病院へ行きましょう
自分の判断で市販薬を買った場合は、給付の対象になりません。
入院しましょう
通院は大変です。時間や体力もばかになりません。入院なら、当然、通院などの手間が省け、治療に専念できます。治療中は宿代がかかりません。給付金を請求するときの、領収書の整理が断然に楽です。病院食は、海外旅行保険の対象外ですが、大抵の病院は、ベッド代に含まれているようで、病院からの明細に記されることはありません。
先進国の病院へ、移送してもらいましょう
途上国の病院(医者)は、いいかげんです。欧米人ドクターのいる私立病院もありますが、それでも医療器具が十分ではないことがありました。欧州、北米、南アあたりの先進国の病院での治療が必要、と診断されたら、移送のための飛行機代などが給付されます。手配も、保険会社が全部やってくれます。
青年海外協力隊は、手術レベルの治療は、先進国の病院へ飛行機で移送して、行っているそうです。し~がるは、途上国で外科手術を受けましたが、いい加減な医者、不十分な医療器具のおかげで、危うく、命を落とすところでした。ためらわずに、検討しましょう。
入院したら、個室に入りましょう
相部屋だと、身の回り品を盗まれる恐れがあります。ぜいたく?は保険の対象になりませんが、日本での入院とはわけが違います。また、個室の場合、友人などの同行者がいつ訪問しようが、その部屋で寝泊りしようが?多分、大丈夫です。
交通費、通信費、通訳費、雑費は給付対象
病院への往復は、ためらわずにタクシーを。通院や入退院時の交通費は、給付の対象です。慣れない土地で、無理して人ごみの中を歩くのはよくないです。
入院中(治療中?)の通信費は、給付対象です。退院した翌日に、「無事、退院したよ~」などと日本の家族へ国際電話をかけても給付されない恐れがあるので、大事な連絡は、退院当日までに済ませましょう。言葉の不安を感じるなら、通訳を雇えます。これも給付の対象です。洗面用具やタオルなどの入院グッズも、この時に購入すれば給付対象です。
家族に看護に来てもらいましょう
救援費として、日本から家族が看護に来るための費用が給付されます。入院したときに、家族に看護に来てもらっていた日本人旅行者がいました。慣れない土地で、家族の看護は、何よりの治療です。
病院に交渉して、保険会社の直払いを実現しましょう
入院中にかかった費用を、すべて保険会社に請求を回してもらえないか、交渉してみましょう。保険会社の提携病院リストになくても、病院側が了承すれば、実現できるはずです。実現できたら、退院後の面倒くさい領収書の整理から解放されるし、立て替えによる損失も防げます。
保険会社は基本的に了承してくれるはずです。問題は、病院側でしょうか。認めてもらえないケースも多そうです。青年海外協力隊の顔なじみの?病院では、認めてもらえました。
※保険会社の直払い
患者が退院した後、すべての費用を算出し、病院が日本の保険会社に請求します。日本の保険会社は、最終的に支払う費用を、直接、病院にではなく、現地の保険会社に代納?を委託するようです。
現地の保険会社がいい加減?であったため、病院へなかなかお金が支払われず、トラブルになったことがありますが。
病院側にしてみると、患者を退院させてから(逃がしてから)、会計処理になるため、不安を覚えるようです。治療費を前払いしないと治療を開始してもらえない病院もあるほど。途上国ではそれくらい?、医療費踏み倒しは珍しくないようです。
「退院後も療養が必要」と診断されたら、ホテル代も給付対象
医者に「退院後も、?日間は療養が必要」と診断され、診断書にもそう書かれた場合、療養のためのホテル代が給付されることもあります。
某保険会社の話だと、「普段、衛生状態の悪い安宿を渡り歩いており、医者から、衛生状態のよいホテルに泊まって療養するように、」と指導された場合に給付例があるとか。
なお、「日本に帰国して、療養が必要」と診断書に書かれたことがありますが、そのときはたしか、飛行機代は給付されませんでした。
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中には、「特約」としての保証範囲の場合もあります。給付金額に上限があったりもします。移送や救援が必要な状況が発生した場合、契約している保険会社に、飛行機などの手配をお願いしてしまいましょう。その方が、トラブルがないはずです。
決まり文句ですが、上記のとおりに、あなたも給付を受けられる保証は一切ありません。保険会社とトラブルになったり、給付を受けられなかったからといっても、当方は一切、責任を持ちません。
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途上国では、欧米人ドクターのいる、私立の、最高級病院に必ず行きましょう。
海外旅行保険に入っているなら、迷う必要はありません。
公立病院は、無料だったりするほど安いですが、命も安く扱われます。
日本国内の「生命保険」に加入している場合、海外での手術や入院に対しても、給付金が出ると思われます。
もし、あなたが「生命保険」にも加入していているなら、よく調べてみましょう。給付の対象なら、海外旅行保険と生命保険の両方に対して、給付金を請求できます。
ただし、保険会社の人も、よくわかっていないことがあるので要注意です。「海外での入院では、給付金は出ません」などと、大嘘をこいてきた、某大手保険会社もあったので、十分、慎重に調べてください。
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