海外旅行保険をバラがけにする時の観点

海外旅行保険は、できあいの?商品もありますが、余裕があれば、バラがけにしましょう。無駄を省けます。以下は、し~がるの独断と偏見を織り交ぜた情報です。

クレジットカードに海外旅行保険が付帯されているなら、そっちとの保証内容のバランスも考えましょう。




●傷害死亡・傷害後遺症
バイク旅なら手厚く入れておく。交通事故が一番怖い。途上国の車はみな、交通法規などない状態で走っていると思ったほうがいい。バックパッカーでも、途上国のバス運転手は乗客の命など考えていないことを忘れずに。

※死亡保障
独身の場合や生命保険等に加入している場合、低めにしてよいのでは。他方、海外で死亡した場合は、国内で死亡するよりも、親族には何かと金がかかるので、その点も忘れずに。



●治療・救援費用

多いに越したことなし。
現地の病院に対して、無保険で?治療を受けることになるので、費用はそれなりにかかる。また、途上国などの悪質な医者は、法外な値段を吹っかけてくることもある。


上記に含まれるもののうち、以下の項目にも注目(特約の場合もあるので要確認)
緊急移送費
この保証は大事。救急車が有料の国もあるので。それもオーストラリアなどのように、フライング・ドクター(空の救急車)で搬送された場合も想定すべし。

また、高度な治療を受けるために、先進国へ移送してもらうための費用もこれでカバーされる。青年海外協力隊などは、手術レベルの治療が必要な場合は、(途上国の医者は、頼りににならないので?)飛行機で先進国の病院に移送してもらうという。

移送先は、最寄の先進国になる。日本よりも欧州や北米、南アフリカ共和国あたりが近ければ、そっちへ移送される。わざわざ日本へ移送してもらえるとしたら、「日本でなければ治療できない」といった条件が満たされる場合くらいらしい。
この先進国への移送をする場合、自分で勝手に飛行機に乗って病院を移動し、あとで金を請求しても、よっぽどでない限り?認められないと思われる。移送が必要なときは、事前に保険会社に連絡するのが基本だそうだ(某保険会社)。そうすれば、後は保険会社が、飛行機のチケットや移送先の病院までも手配してくれるそうだ。

山で急病になったからといって、山から病院までのヘリをチャーターしても、それは保証外になると思われる。(某保険会社では、対象外と言われた)



歯科治療
歯科治療は適用外であることは有名?だが、ケガの場合は認められる(前例あり)。たとえば、転んで歯を折ったとか。

なお、そうして治療したにもかかわらず、その歯医者の治療が下手で?、後日、再治療が必要になったとき、その再治療分については、某保険会社では認めてもらえなかった(笑)。



旅行行程復帰
入院などで予定外の足止めを食らったときに、もとの行程に復帰するための飛行機代などが保証される。しかし、これは、ツアー旅行などを想定しており、行き当たりばったりの?個人旅行では、まず適用されない(と、某保険会社に言われた)。なにか客観的に、 「旅程」というものが規定されているならいいだろうけれど。





●疾病死亡

旅先で、どういうとき病死するか不詳(・・・すみません)。たとえば途上国で、高度医療機関での治療が必要になった場合、保険で先進国へ飛行機で移送してもらう手がある(緊急移送)。それでも治らない、もしくは手遅れで死ぬケースって、どれくらいあるだろうか。それらが不詳のため、なんとも言えず。結核?熱帯熱マラリア?その他の風土病?なお、エイズは保険の対象外のはず。

※死亡保障
独身の場合や生命保険等に加入している場合、低めにしてよいのでは。他方、海外で死亡した場合、国内で死亡するよりも、親族には何かと金がかかるので、その点も忘れずに。




●賠償責任

これは安い掛け金の割りに保証額が大きいのが特徴。まあ、実際に保険金を請求されるケースが少ないからなのでしょう。たとえ自分に過失がなくても、現地人に言いがかりをつけられ、トラブルになったときのためにも、この安さなら、入っておく方が得かも。




●携行品

保証額が低いように見えるが、実際に盗難や故障にあったとき、無くなった物の査定額は(どうせ?)かなり低くなる。リサイクルショップに持っていったら、いくらで買ってもらえるか、イメージしたらよいか。新品未使用でも、せいぜい半額が相場では。当然、旅行中とあれば、中古品なので、評価額はさらに下がる。買ったときの領収書や、盗難なら警察の盗難届けがないと、さらに低く査定される。
まあ、旅行保険の中では、もっとも不正請求との区別のつきにくいカテゴリーなので、いたしかたなしか。

修理可能で、修理した時の領収書が手に入るなら、全額保証が期待できる。

現地のホテル従業員に、自分の所持品を壊され、保険金を請求したときは、結構、高めに(=100%近く)査定してもらえた(某保険会社)。別の条項にもとづいて保証されたのかもしれないが。もちろん、ホテルにはちゃんと、「ぶっ壊しました」と証明書を書かせ、品物を買ったときの金額を証明するものなどの資料も添付して、保険会社に請求した。




●航空機寄託手荷物遅延費用・航空機遅延費用

飛行機に乗らないバイク旅なら、不要。バックパッカーでも飛行機にはほとんど乗らないなら、見直しする価値はありそう。とくに手荷物遅延に関しては、ホテル代が出るわけでもなし・・・




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本文中に「某保険会社」「前例」などという言葉が使われていますが、この記事は、海外を含む複数の保険会社とのやりとりでわかったことや、旅の経験を元に、し~がるの独断と偏見と無知を織り交ぜて記述しております。すべてが、同一の保険会社を指しての結果ではありません。


【重要】
当たり前ですが、ここに書かれたことが、そのままあなたに対しても適用されることを保証するものではありません。ここに書いてあった通りにならなかったとしても、当方では一切責任を負いません。あくまであなたの加入する保険会社に直接、確認をしてください。

それでも文句言ってくる人がいたら嫌なので、「ここに書いたことは全部嘘ででたらめです、信じないでください」とでも、追記しておきますね。


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